『子どもの居場所』ってどこ?

10月31日にまちづくりセンターにて開催された

「地域と子どもの居場所を語ろう」シンポジウムに参加してまいりました。

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主催は、函館生涯学習インストラクターの会

教育委員会の「放課後子ども教室」事業の支援など

様々な活動をしておられる市民活動団体です。

 

近年全国的に「子どもの居場所」の必要性が注目されており、

国からの支援を受けて行政や民間組織が体系的に事業として

取り組んでいるまちも少なくないそう。

 

シンポジウムではそんな他都市の例や函館の直面している課題、

さらに期待できる面などについてパネリストの皆さんから

ご指摘やご提言がありました。

 

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まちづくりセンターの丸藤センター長からは、

「子どもはリトマス試験紙だ」とのご意見も。

子どもがいいなと思うものはきっと社会にとっていいもので、

子どもに見せられないことはダメなことなのではないか、とのこと。

 

子どもの居場所に必要なのは、

「ムリしない ムリさせない 押さえ付けない」

「形の有無を問わず何かを作れる」

「つながるものが見付かる」

ではないかとも話しておられました。

 

まとめとしてインストラクターの会から指摘されていたのは、

「小学生の居場所は『放課後子ども教室』などで作られているが

中高生に対しては何もなされていない」という函館の現状。

 

青年センターは青年世代を支援する施設として、

今年度のうちに何らかの形で必ず「子どもの居場所づくり」、

特に高校生を中心とした世代の居場所づくりに取り組んでいきたいと考えています。

ひとつひとつできることから取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。

センター長 佐々木やすひろ