昔のように大きな家で大家族、という家庭が少なくなったせいで
すっかり出番が少なくなったのが昔ながらのお雛様。
「飾る場所がないから・・・」と七段飾りなど大きなものは敬遠される傾向にあるそうです。
そんな、最近見る機会の減ったお雛様が青年センターには2セットもあります。
何年間か仕舞いっぱなしだったそうなのですが、今回、道南在住の外国人への
日本語支援を行っている函館日本語教育研究会(JTS)さまから
「外国の皆さんと飾りたい」とのお申し出をいただき、飾ってみることにしました。
女の子のいない家庭に育ったためさっぱり雛人形について知らない私。
下手に手を出して壊したら困るので、ぜんぶお任せで。
箱を開けると予想以上に細かい部品がいっぱい入っている!
JTSの皆さんがひとつひとつ梱包を解いて組み立ててくださいました。
仕上げには、外国人の皆さんも参加。
JTSの会員による人形の名前(地位)についての説明を聞いた後、
お雛様を所定の場所に設置してくださいました。
七段飾り2セットが豪華に完成したところで、
JTSの皆さんと外国の皆さんとで記念撮影。
やっぱり、七段飾りがふたつも並ぶと超ぜいたく。
皆さん、ありがとうございました。
何年かぶりに日の光を浴びて、お雛様も喜んでいるはず・・・?
ちなみに青年センターには独身女性が少なくないため、
お雛様たちには3月3日を過ぎたら速やかに元の箱にお戻りいただく予定です。
センター長 佐々木やすひろ