『市民さあかすを創る会』フォーラム

お知らせしていた通り、、本日青年センターでは「函館市民さあかすを創る会」による

初のフォーラム「夢をかたちに」が開催されました。

 

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パネリストは、次の通り(写真左から)。

はこだて未来大学教授 鈴木克也

市立函館高校教諭 坂井 敦

リード不動産代表 佐々木俊克

FMいるかパーソナリティー 山形敦子

函館市民さあかすを創る会 高橋順一

 

主な発言を発言順に書き起こしておきます(敬称略)。

 

高橋 函館には見せ物が必要だ。サーカスはテントがあればよく、建物を作る必要がない。

普通の人でも運動選手上がりの人もできる。まごまごしていたら新幹線が来てしまう。

おもしろいものを作れば人が集まる。

 

山形 スケールの大きい話は、みんなを動かすことが大切だ。思いをサポートしてどう動かすか。

 

鈴木 港町は本来、怪しそうないろんなものがある街だ。だが今の函館にはない。

サーカスはお金があればすぐにもできる。だが、お金がなくても50万円くらいから始めたらいい。

ゲリラ戦法でやり始めたら。

 

坂井 生徒にも、おもしろがることが大事だと教えている。新しい試みをやろうとした時に

「今まで通りでいいんじゃない?」という反応が返ってくることが多いが、「おもしろそうじゃないか」と

やらせるようにしている。

 

山形 番組では、きっかけさえあれば自分の思いが実現することを知ってもらいたいと思って

いろいろな方を紹介している。

図書館の館長さんに出演してもらったとき、今ある図書館も学校も病院も、昔の人の思いが

実現した結果としてあるのだから、我々も次の世代に残さなければという話になった。

人によって夢かホラかは違うかもしれないが、それを語れるベースが必要だと思う。

 

佐々木 転勤していく方々にとっても、函館のまちは思い出と共に心象風景に残ってくると思う。

自分としてはサーカスの場所は函館山のふもとがいいと思う。

 

鈴木 プロジェクトを走らせる人を仲間にしなければならない。評論家でなく、計画できる人。

サーカスっていいよね、という話でなく、場所はここでテントはどの大きさでお客さんは

何人見込めるか、という話が必要。これらをペーパー化して実現して欲しい。

 

坂井 最近は親離れしていない子が多いのか、函館を離れてもせいぜい札幌か弘前あたりまで

という生徒が多い。子どもたちはおおむね函館が好きで、「いられるんだったらここにいたい」と言う。

そのための受け皿が必要だと思う。

 

来場者 構想や計画といったものがはっきり示されると市民はやりやすいと思う。

テントだけではなく練習場所としての建物も必要だろう。その辺も考えたらいと思う。

 

高橋 今日はそこまで詳しく話さなかったが、紙にしたものもあるので後で見てもらいたい。 

 

という感じで、実現化へ向けて次に行動すべきことが幾つか見えたところで

今回のフォーラムは終了。

 

鈴木教授からは、実際に過去に湯の川にサーカスを置こうと働きかけたという話もありました。

 

ちなみに、私もこのフォーラムにコーディネーター役として参加させていただきました。

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アタマを使って疲れました!

が、パネリストの皆さまのおかげで大変有意義なお話やご提言・ご指摘をいただくことができました。

パネリストの皆さま、そしてご来場の皆さま、ありがとうございました。

 

以前も書きましたが、函館は高田屋嘉兵衛や榎本武揚といった歴史に名を残す人物が

夢を描いたまち。

いつまでも子どもたちがこのまちで夢を描けるように、楽しくわくわくする函館を

つくっていきたいと思っています。

センター長 佐々木やすひろ