まちセンで未来大情報デザインコース卒業研究展示会

十字街の地域交流まちづくりセンターで、今日から13日までの3日間にわたり

2010年度公立はこだて未来大学情報デザインコース 卒業研究展示会」が

開催されています。 

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「情報デザイン」とは簡単に言うと、様々な情報をわかりやすく

それを必要とする人に伝えるための手法。

同じ情報でも、見た目の分かりやすさなど提供の仕方によって伝わり方は変わります。

そんなことを研究するのが「情報デザイン」。

 

今回の展示会では21人の卒業生がそれぞれの研究成果を

パネルやパソコンを使ってのデモ、またはその他の方法で展示しています。

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未来大らしくなくて意表を突かれたのは、巻物を展示していたブース。

共同体の活動記録写真を巻物型にまとめることで、

過去の活動を振り返ってのメンバー同士の活発な話し合いをが促進されるのでは・・・

という研究とのこと。

 

言われてみると確かに、ページをめくるよりも視覚的に年月の流れを

容易に把握しやすいような気がします。

 

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また、玉同士がぶつかるとそれを検知してLEDが光るという球体(写真上左)や、

叩く強さの強弱によって奏でる音が変わるデジタル楽器(写真上右)など

実際に触れて体感できる研究もいろいろ。

 

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見た目にインパクトがあったのは、回っているベーゴマの軌跡に

マンガのような擬音が浮かび上がるという研究。

ベーゴマ同士がぶつかると火花が飛び散ります(写真上右)。

 

上方に設置したカメラでベーゴマの位置を認識し、その情報に基づいて

視覚効果をプロジェクターで下に投影するという仕組みとのこと。

「これでベーゴマ大会やってみたいなー」と、制作した学生さん。

 

今年のはこだて国際科学祭での出展を目指して制作された研究も。 

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様々なゴミが描かれたカードを函館市のゴミの分別にしたがって

カゴに入れていくというゲーム。 

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間違えると、上の写真のように画面に出てきた収集車が

ゴミを回収せずにその場に残していきます。

見た目をさらに追求するとかなり楽しくなりそうです!

 

このように様々な研究を通して、情報と人との関わり方について

学んだり感じたりすることができるようになっています。

 

ちなみに、青年センターのアルバイトスタッフとして

チラシ等のデザインを担当している武田くんの研究も展示されています(笑)

音楽が感情に与える影響について興味深い考察をしていますので、

この後会場に行かれる方はぜひ見てあげてください。 

 

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なお会場の様子は、USTREAMにて生中継中。

インターネットを介して会場の様子を見ることができます。

 

また期間中毎日、研究内容に関する口頭発表も行われています。

詳しいスケジュールや研究内容の概要については、

2010年度公立はこだて未来大学情報デザインコース 卒業研究展示会ウェブサイトをご覧ください。

センター長 佐々木やすひろ